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アルコール消毒液とジュエリーの取り扱いの注意点とメンテナンスについて

すでに生活に欠かせなくなったアルコール消毒液。
アルコール消毒液がジュエリーについてしまっても大丈夫かしら、と心配していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ご来店頂くお客様からもご質問が多く、以下に気を付けた方が良い宝石をご説明いたします。
また、この機会にお家で簡単にできる「ダイヤモンドジュエリーの簡単クリーニングの方法」を ご案内いたします。

「ダイヤモンドジュエリーの簡単クリーニングの方法」


お手入れに準備をするもの:
やわらかめの歯ブラシ、プラスチックのキッチンボウル、化粧石鹸、タオル、ティッシュ

※シンクを使用される場合、ジュエリーを流してしまう危険性がありますので、キッチンボウルでの クリーニングをおすすめします。

(1) キッチンボウルにぬるま湯をはります。
(2) 歯ブラシに石鹸を2~3回つけます。
(3) 掌で歯ブラシの石鹸をよく泡立てます。
(4) キッチンボウルの上でジュエリーの表側と内側をよくブラッシングしてください。
(5) キッチンボウルの中で石鹸分が残らないようによくすすぎます。
(6) ブラッシングのあとに石が外れていないか、ジュエリーとボウル内をお確かめ下さい。
(7) 柔らかいタオルで水分を拭き取ります。
(8) 最後にティッシュで内側を拭き取ります。

※お手入れ後にも地金部分のくすみや変色などが気になる場合は、ウエダジュエラーへお気軽にご相談くださいませ。

アルコール消毒液に気を付けた方が良い宝石 (1) … パール、珊瑚、琥珀など


パールや珊瑚、琥珀など有機質の宝石はデリケートですので、アルコール消毒液を含めた薬品類には弱く、付着すると品質が劣化する恐れがございます。
もし付着してしまったら、ティッシュや柔らかい布で優しく拭き取ってください。

アルコール消毒液に気を付けた方が良い宝石 (2) … エメラルド、翡翠など


エメラルドは原石の時に、内部の状態を見るために通常ベビーオイルに浸します。また、翡翠の中にはワックス加工されている物もあり、これらにアルコールが付着するとオイルやワックスが抜けたり剥がれたりして透明感が失われたり、退色してしまう可能性がございます。
例えばリングをしていない方の手や指先などで消毒液を受けるなど、なるべく消毒液がかからないようご注意ください。

アルコール消毒液に気を付けた方が良い宝石 (3) … オパールやターコイズなど



オパールやターコイズ、ラピスラズリなどには顕微鏡サイズの細かい穴が無数にあいており、水分を吸収してしまいます。そのためアルコール消毒液などが浸み込み、成分が残ってしまうと劣化の原因となってしまいます。こちらも消毒液がかからないようご注意ください。
その他、ダイヤモンドやルビー、サファイアなど硬度の高い貴石類、プラチナやゴールドなどの貴金属も問題ございませんが、シルバーは塩素系の消毒液で変色してしまう可能性がございますのでご注意ください。

皆様いかがでしたか。ウエダジュエラーではクリーニングやメンテナンスなどいつでも承ります。消毒液が付いてしまって気になる方は、拝見いたしますのでどうぞお気軽にご相談くださいませ。

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