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ピンクダイヤモンドの希少性と今後について

カラーダイヤモンドは 10,000 個に 1 個しか産出されないと言われ、希少なダイヤモンドの中でも更に希少性の高いダイヤモンドです。その中でも知名度があり人気が高いのがピンクダイヤモンドです。
近年のオークション市場でも 2017 年に 59.60 カラットのピンクダイヤモンドが約 7,120 万ドル(約 78 億円)で落札され話題となりました。

カラーダイヤモンドは無色のダイヤモンドと同様に大部分が炭素原子で構成されていますが、ブルーはホウ素、イエローは窒素など微量元素が含まれていることが色の発色原因です。ピンクはそれら他元素の含有によるものではなく、結晶構造の歪みが発色原因とされています。
画像提供 諏訪貿易株式会社
近年、ピンクダイヤの最大の産出地であるアーガイル鉱山が閉山、供給が終了し、マーケットでは今後の動向が注視されています。
アーガイル鉱山とはオーストラリア北西部に位置する鉱山で、1983 年に操業を開始、ピンクダイヤの産出量の 90 %以上がこの鉱山から産出されています。
世界の産出地に比較して、ピンクやブラウンのダイヤモンドの産出比率が高いことがこの鉱山の特徴です。




産出量の増加と、アーガイルピンクダイヤモンド社によるブランドの認知度向上の活動が成果を上げ、アーガイルのピンクダイヤは知名度・人気ともに高まる結果となりました。
その一方、2010 年頃からダイヤモンド原石の産出量が減少、鉱山の閉鎖が噂され、その後も操業を続けていましたが、採掘の採算悪化や原石の枯渇により 2020 年 11 月に鉱山を閉山、2021 年にマーケットへの供給が終了しました。
閉山が噂された 2010 年頃からピンクダイヤモンドの価格は上昇を続け、特に希少性が高いヴィヴィッドピンク、インテンスピンクなどの濃い色はサイズにかかわらず上昇率が高い傾向です。

産出量の9割を担っていたアーガイル鉱山の閉山は、世界のピンクダイヤモンドの供給が止まったとも言え、マーケットからの流通量は減少を続けると予想されております。
今後、新たな鉱山が発見されない限りピンクダイヤモンドはますます希少な宝石のひとつになっていくことでしょう。

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