HOME  >  NEWS  >  2022 NEWS Index

エメラルドの話

日に日に緑を濃くしていく若葉を想わせる5月の誕生石エメラルド。

語源は古代サンスクリット語で「緑色の石」という意味の「スマラカタ」といわれており、それがギリシャ語、ラテン語、古フランス語を経て現在のエメラルドという呼び名になったとされています。この変遷が示すように、4000 年も前から様々な国や地域で珍重され、我々を魅了してきたエメラルド。

クレオパトラや皇帝ネロが愛用し、プリニウスの博物誌ではダイヤモンド、真珠に次ぐ第三位の宝石とされましたが、サンスクリットやペルシア、アラビアなどでは解毒作用やてんかん、らい病などに効くなどの効果があるとされたほか、中世には未来を予言する力があると信じられるなど、正に神秘の石でした。
そんなエメラルドはベリルという鉱物の一種で、主にコロンビアやブラジル、ジンバブエなどで産出されます。産地ごとに色や内包物に違いがありますが、中でも最高品質とされているのがコロンビア産のエメラルドです。
ただ、良質の石が産するのは非常に稀で傷がなく色も美しい物は1,000 個に 1 個しか産出しないとも言われており、同じサイズで比較するとダイヤモンドやルビー、サファイアよりも高価です。大部分のエメラルドは特有の傷や内包物を多く含んでいるため、流通している物は見た目や耐久性の改善のためオイルや樹脂の含浸処理を施してあるものがほとんどで、時間の経過や超音波洗浄機の使用などによりオイルが抜けてしまうと色が褪せたりキズが目立つようになってしまいます。この 2 年で生活に欠かせなくなったアルコール消毒液もエメラルドにとっては要注意です。
ウエダジュエラーでは良質のコロンビア産エメラルドをご用意しております。見る人の心を落ち着けてくれる深く鮮やかなグリーンを、ぜひ店頭にてお確かめくださいませ。
エメラルドの話、いかがでしたでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ウエダジュエラー オンラインショップ


ウエダジュエラー 公式 Instagram

ウエダジュエラー 公式 Facebook

ウエダジュエラー 公式 LINE