シトリンはボリビアやマダガスカル、ウルグアイなどで産出しますが、なかでもボリビアのアナイ鉱山は重要な産地の一つです。
ボリビアとブラジルの国境付近、広大なアマゾンのジャングルの中にこの鉱山はありますが、元々は 15 世紀以降中南米を征服し植民地化していったスペインが、祖国のために金や銀を探してアマゾン流域に派遣した探検家の一人が、あのポカホンタスの話のように先住民族のアヨレオ族の王妃であったアナイと恋に落ち結婚した時に花嫁の持参金として与えられた土地だったそうです。
この鉱山はその後およそ 3 世紀もの間忘れられていましたが、1960 年代になって再発見されました。