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フランク・ロイド・ライト館開業 100 周年を記念し、当時のアールデコブローチを復刻致しました。

来年はフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル本館がオープンして 100 周年。
ウエダジュエラーはホテルの開業と同時に「K.UYEDA」として出店、各国からのお客様をお迎えして参りました。写真左のブローチはちょうどそのころウエダジュエラーで製作されました。

オニキス・水晶・めのうを用いたこの愛らしい花のブローチは、イギリスからいらしたお客様が購入され持ち帰ったものを、後にロンドンのオークションで見つけ買い戻した作品です。

この度、ライト館開業 100 周年を記念し、かつて海を渡り戻ってきたこのブローチを現代の七宝の技術で復刻いたしました。
元のブローチの愛らしさはそのままに、ペンダントとしてもお使い頂けるようにいたしました。

アールデコブローチ(1923 年)/ An art déco brooch (1923)
アールデコブローチ(1923 年)/ An art déco brooch (1923)
オニキス・水晶・めのうが愛らしいブローチは 1923 年のウエダジュエラー製。かつてイギリス人が購入し、持ち帰ったものをロンドンのオークションで見つけ買い戻した作品。
復刻ブローチ(2022 年)
復刻ブローチ(2022 年)
PT・K18WG・七宝・水晶・めのう・オニキス 税込価格 ¥693,000






製作過程・つくりのこだわりについて

製作過程・つくりのこだわりについて




製作過程・つくりのこだわりについて

今回、この 100 年前の素晴らしいブローチを復刻するにあたり、オニキスの部分を七宝へ変更する以外はオリジナルを忠実に再現したいという目標を設定しましたが、作業は難航し、試行錯誤を重ね完成までに 1 年の時間を要しました。

まずオリジナルの全体のサイズから、組み込まれた水晶など各所を 0.01 ミリ単位で計測することから始めました。最も困難だった点は七宝を均一に、しかも曲面に焼き付ける事でした。これだけ広い面積になると焼き付けるだけでも難易度は高いのですが、加えて土台となる地金との相性や形状に合った厚みなども考えねばなりません。

こうした困難を乗り越えるため、原型段階だけでも4度の修正と、各原型での七宝焼成の試作を重ね、製品段階でもさらに試作を繰り返し、曲面の角度も計算されたカーブにすることができました。

また水晶と花の彫刻も現物大のモデリングを作り、研磨師による彫刻の精度や背景となる水晶の透け感など細部まで徹底的にこだわり、チェックを重ねてオリジナルに忠実に仕上げ、100 年振りに蘇った逸品となりました。

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