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2019-02-09

アンティークのアイテムを追加アップいたしました。

ウエダジュエラーが所蔵しておりますアンティークの品々をアーカイブに追加アップいたしました。

明治維新後、刀剣の目貫や鍔(ツバ)などの装飾を作っていた彫金師は、廃刀令(1876年)が出された後、帯留めなどの女性用装身具に新たな活躍の場を得ました。そのため、帯留めは自然をモチーフに様々な表現を極め、日本美術の粋ともいえる世界が展開されました。

このたび追加しました帯留めは、明治~大正期に彫金の名人と謳われた二代目豊川光長(1851年~1923年)に師事した桂光春(1871年~1962年)作の『鴨車』の帯留めを含めた明治~昭和初期の帯留め7点。
また、昭和初期のブローチ、イヤリング、ロケットペンダントなどのジュエリー、そして愛らしい『お伽犬』や『猿回し』などの象牙の根付3点をアーカイブのページにアップしました。
日本のジュエリーのルーツを感じ取って頂けましたら幸いでございます。
お時間ございます折にどうぞご覧くださいませ。

装身具



装身具 / Ornamental hairpin, Sash clip
名人と謳われた二代豊川光長に師事した桂光春(1871年~1962年)作。鴨車の帯留め。赤銅(しゃくどう)・素銅(すあか)・四分一の胴に象嵌が施されている。

ジュエリー



ジュエリー / Brooch, Ring, Bracelet
アールヌーボー様式のイヤリング。銀製、パールを使ったスズランをモチーフとした愛らしいイヤリング。

象牙根付・置物



象牙根付・置物 / Netsuke, Ornament
中村空也(一呑斎空哉1881年~1961年)作。『一呑斎空哉』の銘が入った緻密な『お伽犬』。犬は安産の象徴で、魔を封じ幸せを祈って産室に供えた。